張生を送る <歐陽修> [漢詩]
一別 相ひ逢ふ 十七春,
頽顏 衰髮 互に相ひ詢ふ。
江湖 我は再び 遷客と爲り,
道路 君は猶ほ 旅に困むの人。
老驥 骨 奇にして 心 尚ほ壯,
青松 歳 久しくして 色 逾よ新なり。
山城 寂寞 禮を爲し難きも,
濁酒 辭する無かれ 爵を擧ぐること頻なるを。
--------
17年ぶりの再会となる。作者は左遷されたことに触れるが、
名馬の風格や松の老木の鮮やかさで喩えているとはいえ、
「俺は左遷とはいえ正社員だ、お前はプータローだな」と聞こえるやもしれない。
これは、マウントとられたと不快になる人もいるでしょう。
受け手の心理状況によるのでしょう。
--------
詩詞世界