SSブログ

275 いづくにか我が宿りせむ 高市黒人 [万葉集]

 いづくにか 我が宿りせむ 高島の 勝野の原に この日暮れなば (275)

 妹も我れも 一つなれかも 三河なる 二見の道ゆ 別れかねつる (276)

 早来ても 見てましものを 山背の 多賀の槻群 散りにけるかも (277)

           

-----

現代では野宿の心配をする必要は考えにくいのでしょうが、
当時の旅の最大の関心は宿のことだったという。
1人旅で津軽海峡まで往復した際、仙台駅の改札前で寝たことがありました。
23の頃でした。私は無事でしたが貧相だったからでしょう。

-----


古典に親しむ





nice!(0)  コメント(0)