韋員外家花樹歌 <岑参> [漢詩]
今年 花は 去年に 似て 好く
去年 人は 今年に 到りて 老ゆ
始めて知る 人は老いて 花に如かざることを
惜しむ可し 落花 君 掃ふこと莫かれ
君が家の 兄弟 當る可からず
列卿 御史 尚書郞
朝より回りて 花底 恆に 客を會し
花は 玉缸を撲ちて 春酒 香し
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落ちた花びらをそのままにして欲しいとお願いする歌。
花は毎年咲くが、人間は年齢を重ねる。
そのままにしておくことで、自分も時間が止まる心地を味わいたいという
ことなのでしょうか。
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韋員外家花樹歌(韋員外家の花樹の歌) takebayasiのブログ