曲江 <杜甫> [漢詩]
朝朝(ちょう)より回(かえ)りて日日(にちにち)に春衣(しゅんい)を典(てん)し
毎日(まいにち)江頭(こうとう)に酔(よい)を尽(つ)くして帰(かえ)る
酒債(しゅさい)は尋常(じんじょう) 行(ゆ)く処(ところ)に有(あ)り
人生七十(じんせいしちじゅう) 古来稀(こらいまれ)なり
花を穿(うが)つ蛺蝶(きょうちょう) 深深(しんしん)として見え
水に点(てん)ずる蜻點(せいてい) 款款(かんかん)として飛ぶ
伝語(でんご)す 風光(ふうこう)共に流転(るてん)す
暫時(ざんじ) 相賞(あいしょう)して相違(あいたが)う莫(なか)れと
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「古稀」の由来だが、酒のツケがあるが、どうせ長生きしないのだし踏み倒そうとのことのようだ。
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漢詩の朗読 左大臣光永