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送李少府貶峡中王少府貶長沙 <高適> [漢詩]

  
        
嗟 君 此の別れ 意何如ぞ
馬を駐め杯を銜んで謫居を問う
巫峡の啼猿 数行の涙
衡陽の帰雁 幾封の書
青楓江上 秋天遠く
白帝城辺 古木疎らなり
聖代 即今 雨露多し
暫時手を分つ 躊躇する莫かれ


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左遷される友人2人を送るが、乾いた送り方でした。
猿が多いので涙がでるだの、手紙を運ぶという雁が少ないと、
あげくに帝のお恵みも多い。しばしの別れだと突き放すように言う。
悲しむ場にしないことも友情なのでしょう。

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ぼくあずさは地球人






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