SSブログ

李儋・元錫に寄す <韋応物> [漢詩]

  
        
去年 花の裏に君に逢いて別る
今日 花開いて又一年
世事茫茫として自ら料るに難く
春愁黯黯として独り眠りを成す
身に疾病多くして田里を思い
邑に流亡有りて俸銭を愧ず
聞く道らく 来りて相問訊せんと欲す
西楼に月を望みて幾回か円かなる



--------

花を使って別れと1年の経過を表現している。
美しい表現ですが、日本人的にはキザなのやもしれません。
私が上品ではないのでしょうが、漢詩の自然を雄大に語る表現は、
なかなか使えない憧れなのでしょう。

--------


Web漢文大系






nice!(0)  コメント(0)