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64 なつかしい大和 志貴皇子 [万葉集]

 葦辺行く 鴨の羽交ひに 霜降りて 寒き夕は 大和し思ほゆ


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 志貴皇子が文武天皇のお供で浪花離宮へ旅したという。
車がない時代の旅は時間がかかるので、故郷を思うのでしょう。
それを言うのに、鴨の羽に降る霜を使う。見事なのでしょう。 

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