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夏初の雨後に愚渓を尋ぬ <柳宗元> [漢詩]


 悠悠 雨初めて霽(は)れ
 独り繞(めぐ)る 清渓の曲(くま)
 杖を引きて 荒泉を試み
 帯を解きて 新竹を囲む
 沈吟 亦た何をか事とせん
 寂寞 固より欲する所なり
 幸いに此に營營を息(や)む
 嘯歌して 炎燠(えんいく)を静めん


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 「悠悠」が長い時間で、梅雨明けとなる。自然と戯れる。
後半4行がかっこいいですね。
あくせくする意を「營營」としているが、火災が語源なのやもしれません。
「言葉の庭」調べてみると、「火火」は冠ではなく部首ではなかった。
「松明」のようだ。語源は本題ではないが勉強となりました。

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【漢詩】柳宗元「夏初の雨後に愚渓を尋ぬ」 左大臣光永






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