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40 玉裳の裾 柿本人麻呂 [万葉集]

 鳴呼見の浦に 舟乗りすらむ をとめらが 玉裳の裾に 潮満つらむか  (40)

 釧着く 答志崎に 今日もかも 大宮人の 玉藻刈るらむ  (41)

 潮騒に 伊良虞の島辺 漕ぐ舟に 妹乗るらむか 荒き島廻を  (42) 


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持統天皇の伊勢行幸の際、飛鳥浄御原で留守だった人麻呂だったが、
恋人はお供をしていたので、今頃・・・と想像して歌ったという。
行ったことあれば、そういう書き方をするのでしょうから全くの想像でしょう。
解説にあるように、時間空間を行き来できる歌人のようだ。

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万葉集のかたわらにキーボード



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