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初到黄州 <蘇軾> [漢詩]

自ら笑ふ平生口の為に忙しきを
老來 事業 轉た荒唐
長江郭を繞って魚の美きを知り
好竹山に連って筍の香しきを覺ゆ
逐客妨げず 員外に置かるるを
詩人例として水曹の郎と作る
只だ慚づ絲毫の事を補ふなくして
尚ほ官家壓酒の嚢を費すを


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朝廷を誹謗した詩を書いたとして、4か月の拘禁の後、左遷となったという。大家族の転居となる。
締め括りに、心苦しいことがある。役にはたってないのに給与を貰っているとある。
これをお上に対する嫌味と解説がある。
半分嫌味で、半分助かったとホッとしているのでしょう。

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初到黄州:蘇軾 漢詩と中国文化






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