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32 古き都 高市黒人


 古の 人に我れあれや 楽浪の 古き都を 見れば悲しき   (32)

 楽浪の 国つ御神の うらさびて 荒れたる都 見れば悲しも   (33)

 かく故に 見じと言ふものを 楽浪の 旧き都を 見せつつもとな  (305)



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 人麻呂と比較して心熱がないと斎藤茂吉が評しているが、
壬申の乱が人麻呂が10歳頃の時だったようだが、黒人は後の人間なのでしょう。
茂吉もそういうことは承知した上での厳しい言い方なのでしょう。
確かに熱量の違いは感じますが、批判することはないでしょう、素人意見です。

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万葉集32  短歌のこと 光のことば、言葉のひかり


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