SSブログ

97. 権中納言定家 [百人一首]

 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに

  焼くや 藻塩の 身もこがれつつ


097_gontyunagonn.jpg

----------

 定家が万葉集から本歌取りして少女となって歌う。
「藻塩」と「こがれ」が縁語でセットだそうだ。
「焦がれ」が焼いた海藻と少女の待ちこがれる姿を重ねているという。
技巧と心象、風景を見事に表現したのでしょう。

----------


ちょっと差がつく『百人一首講座』

小倉百人一首の全首を見る










nice!(0)  コメント(0)