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蒙使於朝鮮国之命 [西郷漢詩]

酷吏去来秋気清
鶏林城畔逐涼行
須比蘇武歳寒操
応擬真卿身後名
欲告不言遺子訓
雖離難忘旧朋盟
胡天紅葉凋零日
遥拝雲房霜剣横


酷吏去来して秋気清く
鶏林城畔を涼を逐って行かん
須らく比すべし蘇武歳寒の操
応に擬すべし真卿身後の名
告げんと欲して言わず遺子への訓
離ると雖も忘れ難し旧朋との盟
胡天の紅葉凋零の日
遥かに雲房を拝して霜剣を横たえん


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明治6年8月では遣韓大使の命がでて、出発するつもりで書いている。
渡韓の覚悟を蘇武(拘留)、顔真卿(縊殺)で示す。

西郷の巻物が80万円から出品される。七言律詩を6字づつ書いている。
語釈も書かれているが、8句をどう解釈するかなのでしょう。

交渉は決裂するが、宮城を遥拝。自決はできないので、
自分の剣を置いて共の者に首を斬らせようという意なのやもしれません。


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古美術・骨董品のオークション 古裂會 (こぎれかい)



p22





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