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感懐 [西郷漢詩]


幾歴辛酸志始堅
丈夫玉砕愧甎全
一家遺事人知否
不為児孫買美田


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幾たびか辛酸を歴て志始めて堅し、
丈夫は玉砕すとも甎全を愧ず。
一家の遺事を人知るや否や、
児孫の為に美田を買わず。


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明治4年ごろ作だという。
4句を明治維新でのどさくさ成金への批判という解説が一般だという。
が、1句2句がメインで、特に2句の「玉砕」が詩眼のようだ。
「チェスト行け!」「木剣人」気質を象徴しているという。
平仄や音のことは分かりませんが、面白い解説でした。











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