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798 妹が見し楝の花 山上憶良 [万葉集]


妹が見し 楝の花は 散りぬべし 我が泣く涙 いまだ干なくに (798)

大野山 霧立ちわたる 我が嘆く おきその風に 霧立ちわたる (799)
                   


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憶良が旅人の立場になり長歌と反歌を贈った。
旅人の妻のことがここで分かる。
こんなことなら都に留め置けばよかった、いろいろな場所につれていけばよかったと、
5歳上の憶良から受け取った旅人は、「その通りです」と少し笑ったのでしょう。
 
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旅人の妻の死を悼んで山上憶良が詠んだ歌・・・巻第5-794~799





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