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661 恋ひ恋ひて逢へる時だに 大伴坂上郎女 [万葉集]

 恋ひ恋ひて 逢へる時だに うるはしき 言尽してよ 長くと思はば
                              (661)
 
 玉守に 玉は授けて かつがつも 枕と我れは いざふたり寝む 
                              (652)

 来むと言ふも 来ぬ時あるを 来じと言ふを 
            来むとは待たじ 来じと言ふものを
                              (527)

 青山を 横ぎる雲の いちしろく 我れと笑まして 人に知らゆな
                              (688)                             


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大伴家持の叔母で義母でもある。彼女の2度目の結婚は不比等の4男だった。
527番歌となる。
次に坂上宿奈麻呂の正室となり二人の娘を産んで長女が家持の妻、
次女が大伴駿河麻呂の妻になったという。次女のために夫宛ての661番を作ってあげたという。
不比等系へのマグマが至るところで溜まっていたのでしょう。
 
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坂上郎女:恋多き女(万葉集を読む)






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