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鈴木蔵太 [幕末]



 すみ渡る 月もくもれる 世の中に 何をかこちて なく千鳥かな


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勝井五八郎の大獄に刑死。
江戸詰家老佐須伊織を惨殺した四十余名の一人という。
「かこちて」が「嘆いて」だという。
曇は勝井で、そんな世だが、何を嘆いて死んでいこうか、
と余裕を見せているのやもしれません。

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勝井 五八郎




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