伊達政宗 [江戸]
曇りなき 心の月を さきたてて
浮世の闇を 照らしてぞ行く
くらき夜に 真如の月を さきたてゝ
この世の闇を 晴らしてそ行
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最近、別の辞世が発見される。3か月の間を置き微修正されている。
母に殺されかけ、父は殺され、弟を殺したと言われている、厳しい家庭を経験し、
壮絶な人生を送る。闇を自分が晴らしてきた、照らしてきたという自負だった。
自分を月だとしたのは、「日光東照宮」と対比させ、言外に含むものがあったのでしょう。
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<参考>
伊達政宗の名言15選!五常訓から辞世の句まで、逸話を交えて意味を徹底解説!
娘宛て政宗辞世の歌発見!「石川家御留」展示中
p102