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楠木正行 [中世]



   かへらじと かねて思へば 梓弓

     なき数に入る 名をぞとどむる


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大河『太平記』で正行が死んだばかりなので、感情高ぶってます。
北畠親房の正行に死んでこいと言わんばかりの圧力が酷でした。
顕家の代わりに息子と思うておる、命を惜しめ、とは絶対言わない。

「梓弓」は現代語訳する際は訳さないということだった。
「帰る」「入る」が弓の縁語で、「なき数に入る」が亡くなった者たちに自分も加わるということだった。


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<参考>

短歌の教科書



p16







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