お市の方 柴田勝家 [戦国]
さらぬだに 打ちぬる程も 夏の夜の
別れ(夢路)を誘ふ 郭公(ほととぎす)かな
お市の方
夏の夜の 夢路はかなき 後の名を
雲居にあげよ 山郭公(ほととぎす)
柴田勝家
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お市の方は新勅撰和歌集の藤原俊成の歌が元ネタであり、
勝家は足利義輝の辞世の句を思い出し歌ったようだ。
返歌が可能な程の教養もあり武骨一辺ではなかった。ちょっと感激です。
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<参考>
お市の方 柴田勝家 辞世の句 意味・現代語訳
p64