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天狗党の乱 一 [幕末]


 たとへ身は 敦賀の里に さらすとも などか絶ゆべき 武士の道
                              米川久蔵
 
 咲初めて 風に散らなん 桜花 散りては後に 知る人ぞ知る
                              武田正義

 武士の しぼりつめたる 梓弓 引も放さず たえぬ我が身は 
                              高野昌長


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 武田正義は耕雲斎の次男だという。
狭い牢に閉じ込められ、できることは辞世を遺すことだけとなり、
生き残る者に託したのでしょう。

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天狗党の乱(てんぐとうのらん) HISTORIST 山川出版社





p263
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