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世にふるも さらに宗祇の やどりかな [芭蕉]

 よにふるも さらにそうぎの やどりかな


天和2年(1682) 39歳


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 「ふる」は「降る」「経る」の掛詞で、宗祇が時雨版で詠んだのを、
一語置換しただけだった。
宗祇が、時雨の一夜の雨宿り人生無常観を詠んだが、
芭蕉が、二条院讃岐も念頭に置き、尊敬する宗祇のやどりだと重ねてきた。
解説では見事な換骨奪胎で俳諧の極意と絶賛する。

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名歌鑑賞 心に残る名言、和歌・俳句鑑賞


笠の記 山梨県立大学 芭蕉db









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