61. 伊勢大輔

　　いにしへの　奈良の都の　八重桜

　　　　けふ九重に　匂ひぬるかな




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　一条天皇と中宮彰子の席で、新参者の作者が奈良の八重桜の受取役となり、
道長が歌えと命じたという。即興で歌う。
「いにしへ」「けふ」、「八重」「九重」と対になる語を2組入れていた。
見事でした。紫式部や和泉式部と親しかったという。

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