SSブログ

三島由紀夫 [昭和]

 

  散るをいとふ 世にも人にも さきがけて

    散るこそ花と 吹く小夜嵐



  益荒男が たばさむ太刀の 鞘鳴りに

    幾とせ耐へし 今日の初霜



--------------

「散るをいとふ」は字余りにならないという。本居宣長が発見した字余りの法則だそうだ。「え」以外の母音は字余りにならないという。

自分の死に様を遺し、後世に託した。
思想や手段への賛否はあろうが、日本人は一度考えて飲みこむ必要があるのでしょう。
そうはいっても全著作を読むのは大変です。

--------------



<参考>


短歌のこと 光のことば、言葉のひかり

ミネルヴァの梟




p188






nice!(0)  コメント(0)