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草枕 犬も時雨ゝか 夜の声 [芭蕉]



くさまくら いぬもしぐるか よるのこゑ



貞亨元年(1684) 41歳


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旅をしている芭蕉が、時雨の寒い夜の犬の鳴き声に自分を重ねるが、
蕪村や一茶となると犬への愛情が込められている。
綱吉の生類憐みの令で人々が変質したのやもしれません。
1690年の「捨て子禁止令」前では、家計の事情で子どもを遺棄することは当たり前で、
よって芭蕉の捨て子への冷淡な態度も時代的にはおかしいものでもなかったのでしょう。法で禁止されなければ児童遺棄もかまわないという冷淡な文化を
綱吉が強引に人々に情を抱かせ変質させたのらば、偉人なのやもしれません。

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山梨県立大学 芭蕉DB


芭蕉と蕪村と一茶と犬








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