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山田浅右衛門 [江戸]

  一振りの 枕刀や 時鳥

           山田浅右衛門吉嗣

  
  蟋蟀や 地獄を巡る 油皿

           山田浅右衛門吉寛


  蓮の露 集まれば影 宿るべし

           山田浅右衛門吉睦

 
  怠らぬ 日頃見えけり 大矢数

           山田浅右衛門吉昌



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 罪人での試し切りとはいえ良心もあるでしょうから、供養は惜しまなかったようです。
死刑囚の辞世を理解するため3代目吉嗣から学び始めたそうだ。
自分たちは短くてよいということなのでしょう。


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<参考>


祥雲寺 (山田浅右衛門の寺 ②)



p114







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