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戦没学生の手記から 三 [昭和]



 遥々と 浪路おし分け 征く船の 跡しらじらと 白浪みだる
                           宇田川達

 
 およばずを 知りつつ汽車に 手をふりて 走る従妹に 顔をそむけぬ
                           鈴木保次
 


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 二度と会うことは無いやもしれない、残る者たちも苦労するだろう。
涙を禁じ得なかったのでしょう。

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きけ わだつみのこえ―日本戦没学生の手記 (岩波文庫 青 157-1)




p267
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