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春望 <杜甫> [漢詩]

  
國破れて 山河在り
城春にして 草木深し
時に感じて 花にも涙を濺ぎ
別れを恨んで 鳥にも心を驚かす
峰火 三月に連なり
家書 萬金に抵る
白頭掻いて 更に短かし
渾べて簪に 勝えざらんと欲す


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 最初の2句を首聯と言うらしいが、その記憶があるのみだった。
「國」は武装した村の意の漢字に□で囲んだことを知ったり、
「峰火」を戦火と訳しているが、本来は敵の来襲を知らせる狼煙のことだった。
芭蕉が『奥の細道』で引用していることで有名だそうだ。

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漢詩紹介 公益社団法人 関西吟詩文化協会







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