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18 三輪山との別れ 額田王 [万葉集]

三輪山を しかも隠すか 雲だにも

心あらなも 隠さふべしや


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 遷都で飛鳥から山城を経て近江へ向かったようだ。
日頃見慣れた三輪山を離れるが、見納めだと思っていたのでしょう。
何度も振り返って記憶に焼き付けておきたいのに、雲が隠してしまうのでしょう。
大海人皇子と別れ中大兄皇子に従う額田王の切ない気持ちの表れとも読めるという。
額田王も歌人、表現者として何らかの気持ちを表現せずにはおれないのでしょうから、
十分にあり得るのでしょう。

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額田王 やまとうた



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