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九日藍田崔氏莊 <杜甫> [漢詩]

  

九日(きゅうじつ) 藍田(らんでん)の崔氏(さいし)の莊(そう) 杜甫
老い去って悲秋 強いて自ら寬(ゆる)うす
興来って今日(こんにち)君が歓を尽くす
羞ずらくは短髪を将(も)って還(ま)た帽を吹かるるを
笑って旁人(ぼうじん)を倩(たの)んで為に冠を正さしむ
藍水は遠く千澗より落ち
玉山は高く両峰と並んで寒し
明年此の会 知んぬ誰か健なる
酔うて茱萸(しゅゆ)を把(と)って仔細に看(み)る


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杜甫が左遷のさなか友人の別荘で9月9日の節句で詠ったようだ。
来年の心配もする。
イケイケの時なら120まで生きるなど豪語するものでしょうが、
杜甫といえどもブルー状態であり自虐的になるのでしょう。

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漢詩の朗読 左大臣光永






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