SSブログ

8 熱田津に 額田王 [万葉集]

 熱田津に 船乗りせむと 月待てば

  潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな



-----

 百済救援のために斉明天皇は船団を組んで西に向かった。
松山あたりで停泊し出発する際の歌だという。
額田王は女帝の側に仕えた随一の歌人で、翌年3月に博多に到着するが、その地で天皇が崩御され、中大兄皇子が準備し翌々年に白村江で大敗を喫することとなった。
「月待てば」は「満潮を待てば」の意だった。

-----


熱田津に 額田王  短歌のこと 光のことば、言葉の光



nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。