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994 三日月の眉 大伴家持 [万葉集]



 振り放けて 三日月見れば 一目見し 人の眉引き 思ほゆるかも (994)

 月立ちて ただ三日月の 眉根搔き 日長く恋ひし 君に逢へるかも (993)


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994では 三日月を見て思い出す人のことを詠っているが、
993で叔母の坂上郎女も使っている。
郎女から和歌を学んだことを認める配置であり、後の妻となる郎女の娘であることを仄めかしているのでしょう。

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讃岐屋一蔵の古典翻訳ブログ





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